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キュッパのはくぶつかん

素朴で温かみのある絵が魅力の絵本『KUBBE LAGER MUSEUM』の日本語翻訳版『キュッパのはくぶつかん』が、4月中旬に福音館書店から発刊されます。この絵本は、ノルウェーのベルゲン出身の絵本作家、オーシル・カンスタ・ヨンセンのデビュー作としても知られています。2010年5月にノルウェーで発売され、その後フランスやスウェーデン、ドイツ、韓国での翻訳版が出版されるなど世界的な人気に。主人公の丸太の男の子KUBBE(キュッパ)をはじめ、その可愛らしく親しみやすいキャラクターにも注目が集まっています。日本では、発刊と同時にそのキャラクターもアイテム化。さまざまなKUBBE(キュッパ)に出会えます。

 

『キュッパのはくぶつかん』
福音館書店 原作 オーシル・カンスタ・ヨンセン 翻訳 ひだに れいこ
キュッパ公式ウェブサイト http://kubbe.jp/

KUBBE KAFE

KUBBE Kafé(キュッパ・カフェ)が期間限定でオープン!
「キュッパ」の世界やキャラクターの可愛らしさが満載。
原画の展示、オリジナルグッズの販売も行ないます。
期  間 2012年4月14日[土]~2012年5月6日[日]
営業時間 12:00〜20:00(19:30 LO)火曜日定休
場  所 吉祥寺本町moi(モイ)

      東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3
      グリーニイ吉祥寺1F Tel. 0422-20-7133

ノルウェー王国憲法は、1814年5月17日に制定されました。以来、この日がノルウェーのナショナルデーとなり、国中をあげてお祝いします。ノルウェーの祝祭日の中でも、もっとも記念すべき祝日として、多くの人々がノルウェー国旗をあしらったバッジやリボンをつけたりして、正装をするのが習わしです。ノルウェー国旗に溢れた風景は、まさに圧巻。祖国を誇りに思う気持が強く伝わってくる光景です。最近では民族衣装のブーナッド(bunad)を着る人も増え、手の込んだ衣装を着る人も。興味深いのは、子どもたちが主役の祝日だということです。子どもたちが国旗をふりながらパレードする様子をみるために、多くの人々が集まります。パレードの最終地点はオスロ中心部の王宮。バルコニーから、ノルウェー王室ご一家が人々に手を振って挨拶すると、パレードは最高潮を迎え、歓喜にわきます。

Photo:Nancy Bundt/www.visitnorway.com

 

 

ノルウェーでは、イースターのことをポースケといいます。「スキーを履いて生まれてきた」とも言われるノルウェーの人々。多くのノルウェー人にとって、イースターは宗教的な意味合いよりも、ヒュッテといわれる山小屋で最後のスキーを楽しむ休暇という位置づけのようです。多くの人がヒュッテを所有し、持っていない人は友人や知人のヒュッテを借りるなどして、自然の中に身をおいて休暇を楽しむというのがノルウェーのライフスタイル。クロスカントリーが盛んなノルウェーでは、子どもから年配の方まで、時には犬連れで、スキーをしながら自然の中を歩き回ります。子供のころから自然と親しむことによって、自然の素晴らしさと厳しさを体験します。クリスマス休暇を過ぎると、もうポースケ(イースタ)休暇のことを考えるというぐらい、ノルウェー人はポースケ休暇を心待ちにしているのです。忙しい日々を離れ、自然と向き合うヒュッテでの休暇は、ノルウェー人にとって必要不可欠な休暇のようです。

Photo:Terje Rakke/Nordiclife /www.visitnorway.com